投資対象は株式のインデックスだけでいい?ダメ?
あなたが本格的に投資を始めることに決めた、とします。 投資対象はインデックスタイプの投資信託です。
さあ、次は投資の対象資産と配分を決めないといけません。
基本的には、次の4(場合によっては6)大資産をもとにして、決めるのが一般的です。
- 現金(または国内債券)
- 国内株式
- 先進国債券
- 先進国株式
- 新興国債券
- 新興国株式
このようなシンプルな資産です。 銘柄数にして、4~6銘柄も買えば、そろいますね。
保有銘柄は少なくても良いのです。 これだけでも世界中の国の株式と債券に国際分散投資できるからです。
むしろ、銘柄が少ない方が、管理・把握がシンプルで分かりやすいでしょう。
それでは、どのように組み合わせるべきでしょうか?
できれば、しっかりと儲かる最適の組み合わせや、プロの選んだベストバランスのマネをしたいところですが、じつは、組み合わせには正解がありません。 ここも重要なポイントです。
意外かもしれませんが、万人向けのベストな配分はあるようでないのです。 しいて言うなら、自分のリスク許容度に合わせて、安全資産や債券などをバランスよく組んだうえで、株式比率を最大化するのが良いでしょう。
話を簡単にするために、ここではサッカーチームに例えてみましょう。 攻めの選手はベテランの先進国株式と、新人の新興国株式、そして国内株式です。 そして先進国債券もいます。
株式の調子が悪い時には、債券がの調子が良くなることもあります。 そのため、チームに入れると、リスクを低減してくれます。
そしてゴールキーパーは現金(または国内債券)です。 攻める力は弱いものの、守りに定評があります。
キーパーを入れることで、全体のリスクを下げる効果が生まれます。
実際の運用では何が起こるか分からないからこそ、バランスが大切なのです。