資産のすべてが株式、悪い例から投資の偏りを考える。

資産のすべてが株式、悪い例から投資の偏りを考える。

資産のすべてが株式、悪い例から投資の偏りを考える。

資産のすべてが株式、悪い例から投資の偏りを考える。

結果オーライだった当時は株が資産運用に最適だと思っていました。 当時から銀行金利が低かったからです。

預金ではお金はまったく増えない、株なら増える。 給与が限られるならば株で増やすしかない、と思っていたのです。

金利0・1%では1000万円を1年定期に預けても1年間の利息は1万円。 株で5%上昇、あるいは配当で5%を得れば50万円です(税は考慮せず)。

今もリスクを取って株に投資するのは当たり前という考えは変わりません。 預金ではインフレに勝てず、ジリ貧になるばかりだからです。

「リスクを取らざるリスク」が顕在化したのがこの20年だったと言って良いでしょう。

とはいえ、PBRやPERなど、1つの基準だけで銘柄を選ぶことも、1つの銘柄に集中投資することも、リスクの高い投資法です。 そもそも、給与から生活費を引いたお金のほとんどを株式投資に回していたことも問題です。

本来であれば、急な出費や収入減などに備えて、生活費の半年分程度はいつでも使えるお金を普通預金などで確保しておかなければなりません。

これを「流動性資金」と言います。

また結婚資金や住宅購入の頭金、子どもの教育費など、使う時期が決まっているお金や、確実に貯めなければいけないお金は、「安全性資金」として、元本保証がある定期預金などに預けるのが基本です。

しかし私は流動性資金や安全性資金を一切持たず、資産は100%株という状態だったのですから、今思えば偏っていましたね。 結果的にはこれが功を奏してお金を増やせたのですが、今は資金の3割程度は預貯金などにキープしておくといい、とお話ししています。

それは私自身、当時の投資がうまくいったのは運に恵まれたのだということを自覚しているからです。

逆の方向になっていれば、どうなっていたか分からない……。 そういう投資はしてはいけませんね。